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新人に動画制作を依頼したら「社歌」をつくっていた話。ヤッホー流新人プロジェクト

ストーリー

2020-12-23

「ヤッホーブルーイングの魅力を伝える動画を作成してください」

 

入社して間もない新入社員6人のメンバーに「動画制作」のお題が与えられました。

 

それから一年半後、彼らは「社歌」をつくっていました。

はじめまして。
入社2年目のスタッフ、ヤギ(柳下)です。

 

この度ヤッホーブルーイングは社歌『ビールでつくろう』と、それを収めた映像を発表しました。この歌の作詞作曲、映像の撮影や演出は、新入社員を中心とした社内のプロジェクトメンバーによってつくられました。
作中には100人以上のスタッフが出演し、ヤッホーのミッションである「ビールに味を!人生に幸せを」を歌で表現しています。

 

今から遡ること約一年半前。
私を含めた6人の新入社員に対して、「ヤッホーブルーイングの魅力を伝える動画を作成してください」というお題が与えられました。
これが、ヤッホーブルーイングが行っているチームビルディング研修「新人プロジェクト」の幕開けであり、社歌『ビールでつくろう』の作成はこの日から始まりました。

新入社員がプロジェクトを推進!?「新人プロジェクト」でチームビルディングを学ぶ

ヤッホーブルーイングでは、独自の組織文化である「ガッホー文化」を体現するためにチームビルディングを推進しており、これを学ぶ研修として、毎年「新人プロジェクト」を行っています。
新人プロジェクトは、新卒中途混合の新入社員のチームに、お題が与えられ、それを解決するためのアウトプットを議論・遂行していく研修です。
与えられるお題は、現在のヤッホーが抱える課題を本気で解決して欲しいという思いのもと、事前に社内から集められます。

 

新入社員たちはアウトプットを導き出し遂行していくまでの過程でフラットな議論や切磋琢磨など、ガッホー文化を学んでいきます。

ヤッホーブルーイングの組織文化である「ガッホー文化」

これまでにも新入社員にとって難易度の高い数々のお題が出されてきました。例えば、過去には以下のようなアウトプットがあります。

 

・お題「ビアパブ作って」→公式ビアレストラン「よなよなビアワークス」
・お題「大規模イベントやって」→「よなよなエールの超宴」
・お題「社外コミュニケーション向上ツール作って」→名刺「きびだんご」

 

これら新人プロジェクトから始まった活動の多くが、現在ではヤッホーの中でも重要な活動として位置づけられています。

フラットな議論からうまれた「社歌」というアウトプット

さて、最初に動画制作のお題を渡された私たちの感想は様々でした。

 

「おもしろそう!」と楽観的なスタッフ

「ヤッホーの魅力ってなんだろう……?」と考え込むスタッフ

「そもそも自分たちのなかに動画つくれる人いるか……?」と現実的なスタッフ

 

経歴も、年齢もバラバラなスタッフたちが集まると、当然考え方は十人十色。
ひとつの施策を遂行するなかで、お互いが凸凹のピースであることを理解し、繋ぎ合わせていくことがチームビルディングなのです。

 

まず、私たちは「ヤッホーの魅力」とは何かを議論しました。

 

議論ももちろんヤッホー流で、年齢など関係なくフラットに意見を出し合います。
意見を出すにも、すぐに言葉に出して発言したい人、じっくりと言語化するまで考えたい人、ここも人それぞれ。
全員で納得のいく結論を出すために長い長い時間をかけました。
時には私と10歳以上も年齢が離れた「ケンケン(渡邉)」との間で意見が異なり、議論が白熱することも。

 

それを経て、私たちはヤッホーがつくるクラフトビールの楽しさと、それが持つ仲間の輪を広げたり笑顔を生み出していく力に「ヤッホーの魅力」が詰まっているのではないかと思い至りました。
これはまさに私たちが掲げるミッション「ビールに味を!人生に幸せを!」そのものでした。

 

ミッションが実現された世界と、その実現に向かって楽しみながら仕事をするスタッフの姿。
時にはスタッフ以上の愛情を持ってビールを楽しむファンの姿。
これらを映像にすれば、「ヤッホーの魅力」を伝える動画にできるのではないかと私たちは考えました。

 

ではどのようにそれを動画で表現していくか。
ただ淡々とミッションを語るだけで、押し付けになってしまうような動画にはしたくない。

 

そこで求めたのは共感でした。

 

私たちが動画に乗せた思いを感情で受け取って欲しい。その手段として出たアイデアが、歌でした。歌には感情に訴えることが出来たり、メッセージを浸透させやすい力があります。
ミッションを表現したひとつの歌をスタッフたちが歌っている姿を中心に、働くスタッフの姿や、ビールを楽しむファンの姿を映像にすることで、私たちが思い至った「ヤッホーの魅力」を伝えようと考えました。

 

ミッションを表現した歌。すなわち、会社を表現する歌=「社歌」だったのです。

侃々諤々議論をするメンバーたち

プロジェクトが始まってから、完成までにかかった時間は一年半。
その間、新入社員だけだったプロジェクトには制作の思いに共感したスタッフが加わりました。
社員一人ひとりにとっての社歌をつくるために、社内スタッフに対して何度もヒアリングを行ったり、歌詞のアイデアを求めたりもしました。
その他にも作曲や演出、映像の撮影まで全てヤッホースタッフで作り上げ、映像の出演だけでも参加したスタッフは100人以上。
たった6人の新入社員で始まったこのプロジェクトは、全社をあげての一大プロジェクトへと進化したのです。

 

ヤッホーのスタッフたちが、さまざまな特技や趣味、こだわりを持つ「知的な変わり者」であり、なによりも「仕事を楽しむ」集団だからこそ、この動画はできたと感じています。

まさに「仕事を楽しみながら」撮影を行うメンバーたち

こうして完成した社歌と動画。

 

ひとつの歌を通じて、さまざまなスタッフがひとつになっている姿。ファンが満面の笑みを浮かべている姿がそこにはあります。

 

この動画は今後、採用セミナーなどで使用していく予定です。

 

この社歌を通じて、私たちのミッション「ビールに味を!人生に幸せを!」に共感してくれる人が一人でも増えると嬉しいです。

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