ヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)は、今年からホップの自社栽培を開始し、この秋収穫した生ホップを使用したビール「軽井沢高原ビール FRESH HOP ALE 2017」を販売します。9月29日より国産ホップを使用したビールのイベント「フレッシュホップフェスト2017」にて提供し、10月14日・15日には軽井沢・プリンスショッピングプラザ主催のイベント「ハッピーハロウィンフェア」にて提供します。また、10月18日からは公式ビアバル「YONA YONA BEER WORKS」全店にて数量限定で販売します。
写真は左から、ホップの苗、ホップ収穫の様子、仕込み工程でホップ投入する様子
収穫直後のフレッシュな生ホップを使用した数量限定ビール
自社栽培したホップを収穫したその日のうちにビールの仕込み釜に投入することで、フレッシュな生のホップでしか表現できないホップのクリーンな青々しさが感じられるビールが完成しました。栽培したホップの品種はアメリカ原産の「カスケードホップ」です。ホップのキャラクターであるレモンやシトラスのような柑橘の香りと、生ホップならではの青々しさが共存しています。ヤッホーブルーイングの地元軽井沢の風が吹くような爽やかなビールです。
自社栽培ホップを使ったビール造りへ、小さいけれど大きな一歩
ヤッホーブルーイングでは今年、醸造所敷地内でのホップの自社栽培を開始しました。これまでも地元企業の株式会社グリーンフィールド(JA佐久浅間子会社)の協力のもとホップ栽培へのチャレンジを進めてきましたが、自社での栽培は今回が初めてです。2017年春に、ビールの製造過程で排出されるモルト粕を肥料に耕した畑にホップ苗を植え、8月下旬には約1キロのホップを収穫することができました。ただ、この収穫量では必要なホップ量のすべてを賄うことができないため、今回のビールでは、自社栽培ホップだけなく、株式会社グリーンフィールドの協力のもと栽培した軽井沢産ホップや、県外にて栽培された国産ホップも使用しています。
今回の「軽井沢高原ビール FRESH HOP ALE」は、数年後に自社栽培ホップや地元産のホップを100%使用したビールづくりを実現するための大きな一歩となりました。