株式会社ヤッホーブルーイングは「ハレの日仙人」の瓶製品・樽製品(業務用)共に、在庫限りで販売を終了します*。2023年6月末以降順次終売となります。「ハレの日仙人」の終売をもってヤッホーブルーイングの「瓶製品」は全て販売終了となります。
「ハレの日仙人」は終売しますが、「ハレの日仙人」で培ったバーレイワインの製造技術を生かして、同じビアスタイル(ビールの種類)である”バーレイワイン”の「缶入り新ブランド」の開発を進めてまいります。
*現在販売している「ハレの日仙人 2021」の販売終了後、新たに「ハレの日仙人」を製造する予定はありません。
ヤッホーブルーイングでは創業以来、アルミ缶に充填したクラフトビールを主に製造してきました。「缶製品」に注力する背景には以下の理由があります。
日本におけるアルミ缶のリサイクル率は全体で96.6%、そのままアルミ缶として再生する率も67.0%と、アルミ缶は非常にリサイクル効率の高い素材です(※1)。特に日本ではリサイクル網が整備されていることもあり諸外国と比較しても高いリサイクル率を誇ります(※2)。また、アルミ缶は「地球温暖化」「大気汚染」「エネルギー消費」「固形廃棄物」の項目において、ワンウェイ瓶(※3)と比較すると環境負荷の低い素材と言えます(※4)。このような点から、缶製品(アルミ缶製品)に注力することは環境にも好影響を及ぼすと考えています。
(※1)出典:アルミ缶リサイクル協会ホームページ,http://www.alumi-can.or.jp/publics/index/98/)
(※2)出典:アルミ缶リサイクル協会ホームページ,http://www.alumi-can.or.jp/publics/index/100/)
(※3)再使用(リユース)を前提としないガラス製の容器
(※4)出典:容器間比較研究会「LCA手法による容器間比較報告書,http://www.returnable-navi.com/envdata/envdata01.shtml)
アルミ缶は軽量で運搬効率が高く、陳列も容易であるため比較的流通に適した容器です。
ヤッホーブルーイングで使用していた手詰めの瓶充填機では、準備工程も含めると缶にビールを充填するのに比べて約36倍の時間がかかっていました。時間だけでなく人のリソースも割く必要があり、全体として作業負荷が高いという課題がありました。今回瓶製品がなくなることで、より多くのビールを充填する時間的・人的余裕が生まれ、今後の企業の成長にも繋がると考えています。
「ハレの日仙人」は終売しますが、同じビアスタイル(ビールの種類)である”バーレイワイン”の「缶入り新ブランド」の開発を進めています。「ハレの日仙人」とは全く異なるコンセプトの製品で、来年以降の発売を目指しています。
ヤッホーブルーイングは今後も環境に配慮しながら、個性的な味わいのクラフトビールをより多くの人に楽しんでいただけるよう、努力してまいります。