ヤッホーブルーイングは、Great Place to Work® Institute Japan(以下、GPTWジャパン)が発表した2022年版日本における「働きがいのある会社」ランキングのベスト100に選出されました。中規模部門(従業員数100-999人)で15位にランクインし、昨年の順位から3位上昇。2017年から6年連続でベストカンパニーに選出されました。互いに協力し合うチーム力と、社員の自発的な課題解決への取り組みが評価されたと考えています。
すでに社内に導入していたイベントレジャー、ライフサポート、キャリアサポート、健康関連、休暇制度、試験醸造制度などの福利厚生に加えて、2021年に新たに「新製品配布」と「お誕生日お祝い」を追加しました。「新製品配布」は、従業員にクラフトビールメーカーらしさをより感じてもらうために新製品発売前に全従業員に新製品を配布する福利厚生です。新製品配布後には、新製品を飲みながら開発に携わった従業員のトークが聞けるオンライン企画も実施することで従業員の一体感も生んでいます。「お誕生日お祝い」は、隔月に対象の従業員を集めて開催していた「お誕生日会」が新型コロナウイルス感染拡大に伴い開催が不可能になったことを受け生まれた福利厚生です。従業員の誕生月に上長からのメッセージとともに自社製品「ハレの日仙人」を贈呈するだけでなく、自社ポータルサイトで誕生月の従業員の他己紹介を掲載しています。
また、各種福利厚生は就業規則に明記されているものの従業員への浸透が薄かったことから、2021年に入社した従業員が新入社員研修の課題として自社の福利厚生の内容を自社ポータルサイトに網羅的に掲載しました。掲載をきっかけに学習休職を取得できることを知った従業員が実際に学習休職を活用した事例もありました。
2021年より「サーベイフィードバック(従業員サーベイの振り返り活動)」を全ユニット(部署)で行っています。「より働きがいのある会社にするためにはどうすればいいか」という視点でGPTWの「働く人へのアンケート」や半年ごとに実施している自社独自の「従業員サーベイ」の結果をユニット内で振り返り、次の期に向けたアクションプランを作成。サーベイフィードバックは、ユニットに所属する従業員全員が参加して取り組むことを大切にしています。サーベイの結果から気になる項目について従業員それぞれが自身の考えを共有することで、課題をどのように解決していくか議論をします。全社の課題を人事部だけが考えるのではなく、全従業員が自分ごと化し、より働きがいのある会社にするためにはどうしていきたいかを考える機会となっています。
2021年に管理職にあたる男性社員2名が育児休業を取得しました。うち1名の男性社員は1ヵ月間の休業を取得。育児に専念できるよう同ユニットのメンバーで仕事をフォローしあいました。さらに、男性の育児休業取得の詳細や昨年育児休業を取得した男性社員の声などを掲載したポスターを作成し、全従業員に共有したことで「男性も育児休業を取得し、育児のサポートをする」という雰囲気を醸成。一連の取り組みの結果、2022年度の男性育児休業取得率(見込み)は100%(※)です。なお、女性育児休業取得率は創業以来継続して100%です。
(※)算出方法:(2023年3月までに育児休業を開始もしくは申し出をする人数)÷(2021年4月1日~2022年3月31日の出産者の数(男性の場合は配偶者が出産した者))