株式会社ヤッホーブルーイングは、独自性のある優れた戦略を実行している企業を表彰する2020年度「ポーター賞」(主催:一橋ビジネススクール 国際企業戦略専攻)をクラフトビール業界で初めて受賞しました。エールビールに特化して個性あるクラフトビールを開発している点や、ファンとの強い関係性づくりをしている点が評価されました。
製品、プロセス、経営手腕においてイノベーションを起こし、これを土台として独自性がある優れた戦略を実行し、高い収益性を達成・維持している企業を表彰する賞です。2001年7月に創設されました。賞の名前は競争戦略論の第一人者であるハーバード大学のマイケル・E・ポーター教授に由来しています。2020年度は「株式会社トリドールホールディングス 丸亀製麺事業」「株式会社ミルボン」「楽天銀行株式会社」「株式会社ヤッホーブルーイング」の4社が受賞しました。https://www.porterprize.org/index.html
①主流のラガービールではなくエールビールにこだわる
ビール市場の99%を占めるラガービールではなく「エールビール」に特化したクラフトビールづくりをしています。
②100人に一人が強く共感することを目指した製品開発
製品開発においては100人に一人が強く共感することを目指し、明確なペルソナ設定のもと、個性的な味わい、製品ネーミング、パッケージを開発。結果個々の製品に明確な個性が生まれ、顧客からの強い共感を得ています。
③ファンとの強い関係づくり
自らを「ビール製造・サービス業」と定義し、多様で個性的なクラフトビールの提供だけでなく、自社単独でリアル・オンラインでファンが集まるイベントや参加型プロモーションを開催。2018年に開催した「よなよなエールの超宴」には約5,000人のファンが集まりました。