この度、私たちヤッホーブルーイングは、「御代田町(みよたまち)」に新拠点を構えることとなりました。
この記事では、私たちの会社や製品について、そして、新拠点のオフィス内部と醸造設備をご紹介します。
ヤッホーブルーイングは長野が創業の地
「よなよなエール」や「インドの青鬼」など、バラエティ豊かな私たちのクラフトビールが生まれた場所はここ長野。1997年の創業以来、香り豊かな「エールビール」にこだわり、これまでになかった多様性と個性的な味わいを日本、世界のビールファンに提供してきました。
「よなよなエール」「インドの青鬼」の他にも、「水曜日のネコ」「東京ブラック」「僕ビール君ビール」「サンサンオーガニックビール」「軽井沢ビール クラフトザウルス ペールエール」「軽井沢高原ビール ワイルドフォレスト」「前略 好みなんて聞いてないぜSORRY」他、数多くのクラフトビールが、この地から生まれました。
今回は、「大人の醸造所見学ツアー」や「よなよなエールのオープンブルワリー」でもおなじみの佐久醸造所はそのままに、オフィス機能と一部醸造設備を隣町の御代田町へ移転することとなりました。
新しい拠点。その名も「御代田醸造所」!
- 御代田町とは?
- 長野県の東側にある町。軽井沢町と佐久市の間、標高約830メートルの高原地帯にある自然豊かな場所です。日本屈指の活火山「浅間山」は、御代田醸造所からもきれいに見え、雄大さを日々堪能できます。
御代田町へ移転する理由
なぜ、移転するのか。
背景としては、事業規模の拡大に伴うスタッフの増加があげられます。
創業当時のスタッフ数はわずか10名ほどで始まったヤッホーブルーイング。
地ビールブームが終わり、8年連続赤字など苦しい時期もありましたが、現在では同じ志をもった150名ほどの仲間たちが働いています。
年々スタッフが増加していくなか、今まで使用してきたオフィスでは狭くなってきました。
『手狭になったから、新しいオフィスを借りて一部スタッフだけ移動しよう。』
そうではなく、わたしたちはワンフロアで顔が見えるオフィスを選択しました。
なぜなら、私たちが大事にしてきたコミュニケーションを、今後さらに人数が増えたとしても大切にし続けたいと考えたからです。
佐久醸造所から近く、軽井沢にも近い御代田町。自然豊かで魅力溢れる場所に出会うことができました。
私たちの思いをたっぷり込めた新拠点「御代田醸造所」の中を少しご紹介しましょう!
笑顔と会話が飛び交うオフィス
天井が高いため、明るく、広々とした開放感のある空間になりました。
ヤッホーブルーイングでは現在、在宅勤務をしているスタッフも多くいるため、テレビ会議ができる会議室も複数設置されています。働き方が多様化する中でも、お互い顔を見ながら、侃々諤々(かんかんがくがく)の議論をすることができます。
オフィスの中には、ファンのみなさんからいただいたグッズ等の展示スペースもあり、日々ファンの方とのつながりを感じながら過ごすことができます。
といっても今はまだ、引越し直後で、内装はまだまだ寂しい状態です。これからスタッフみんなで少しずつ、私たちらしくて、楽しく過ごしやすい空間をつくっていきます。
最近だと、棚の取り付けをしたり、(スタッフのお古の)Tシャツをガーランド用にチョキチョキ切ったり…!自分たちの手で、オフィスを完成させていく過程はとてもわくわくします。
また、オフィスの隣には、醸造設備もあります。
こちらの醸造設備は「研究開発拠点」の要素ももっており、通常ラインナップのビールに加えて、限定ビールなどもつくっていく予定です。これからは、御代田醸造所で生まれた、新しいクラフトビールがみなさまの元へ届く日が来るかもしれません。
クラフトビールメーカーがまちづくり!?
ビールを通じて世界を平和にしたいヤッホーブルーイング。まずはビールを通じて地域を盛り上げる活動を進めたいと考えています。
なんと、新拠点誕生とともに「御代田町の地域活性化に取り組む部署」が立ち上がる予定です。
地元の御代田町民の方にも、ファンのみなさんにも、楽しんで愛していただけるような町づくりを、御代田町と力を合わせて行っていきたいと考えています。
駅からも近く、近くのかりん道路には素敵なお店も多い御代田醸造所。
今はまだ見学や試飲等をしていただくことは出来ませんが、いつかはブルーパブとして開放して、みなさんと乾杯できる場にしたいと考えています。
御代田醸造所の駐車場はとても広いので、なにかイベントができるかもしれません。
…まだまだ構想段階ですが、やりたいことが盛りだくさん!ぜひ、続報をお楽しみに!!