株式会社ヤッホーブルーイングは、サステナビリティ先進国・英国をはじめ、グローバルで豊富な実績を持つ株式会社Zevero(本社:東京都、代表取締役:谷内樹生、以下「Zevero」)と協業し、ヤッホーブルーイングの企業活動および一部のクラフトビール製品の製造過程における温室効果ガスの排出量を算出・開示します。
*)自社調べ。ニュースリリース及び自社サイトで温室効果ガス排出量を明記しているクラフトブルワリーとして。
ヤッホーブルーイングは、ミッションに「ビールに味を!人生に幸せを!」を掲げ、日本のビール文化にバラエティを提供し、お客様にささやかな幸せをお届けすることを目指して活動しています。ミッション実現のために、「お客様・社会・企業」の三方良しを叶える取り組みを重視しており、なかでもお客様の生活に大きくかかわる環境問題は、企業として取り組まねばならない重要な課題だと考えています。
我々とビールファンの皆様の周りには、原材料に関わる環境への配慮はもちろん、気候変動、エネルギー転換など様々な課題が存在しています。サステナブルにビールづくりを続けていくための第一歩として、Zeveroと協業し、GHG排出量算出に取り組みます。
本取り組みでは、製品のライフサイクル全体(原材料調達から廃棄まで)における温室効果ガス排出量である「PCF(Product Carbon Footprint)」および、企業が自社の活動を通じて排出する温室効果ガス量である「スコープ1」「スコープ2」を算出します。「PCF」は、2025年2月に閣議決定された「地球温暖化対策計画」において2030年までの算出推進が言及されるなど、重要度が高まっている指標です。一方で、難易度や専門性の高さなどから、日本に900あるクラフトビールメーカーでは算出が進んでいないのが現状です。ヤッホーブルーイングは、国内クラフトビールメーカーとして初めて*、Zeveroによるサポートを受けながら温室効果ガス排出量の算出および開示に取り組みます。
*)自社調べ。ニュースリリース及び自社サイトで温室効果ガス排出量やCFPを明記しているクラフトブルワリーとして。
今回算出するのは、長野県や山梨県発祥のホップを使った両県限定のビール「山の上ニューイ」など3製品*の「PCF」および、ヤッホーブルーイングの「スコープ1」「スコープ2」です。2025年6月より算出を開始し、「PCF」については同年9月、「スコープ1」「スコープ2」については2026年1月を目処に、コーポレートサイトなどでの開示を予定しています。
*「山の上ニューイ」以外の製品銘柄は未定ですが、全国定番製品の算出を予定しています。
ヤッホーブルーイングでは、他にも「環境負荷の低い『アルミ缶』を全製品に使用」「麦芽の搾りかすを肥料に再利用」「サステナブルな物流を目指す『ホワイト物流宣言』への賛同」などの環境に配慮した取り組みを行っています。
その他の取り組みについては、こちらよりご覧いただけます。