こんにちは!ヤッホー広め隊(広報)のちゃっぴーです。
2024年11月半ばより、楽天市場のCMでよなよなエール公式通販サイト「よなよなの里 楽天市場店」が採用されました。
振り返ると実は、私たちヤッホーブルーイングと楽天グループ株式会社の創業は同じ1997年。同年の楽天市場の開設と同時に「よなよなの里 楽天市場店」を出店しました。
ヤッホーブルーイングが地ビールブームの波に翻弄され業績がどん底だった時、起死回生のきかっけとなったのが楽天市場でした。楽天市場なくして今のヤッホーブルーイングはない、と言っても過言ではありません。
私たちの事業拡大の原動力となり、クラフトビール黎明期から深い関わりを持ってきた楽天市場との取り組みについてご紹介させてください。
ヤッホーブルーイングは1997年に創業し、日本ではまだ馴染みのなかったエールビールの製造を開始。フラッグシップである「よなよなエール」が誕生します。
同年に三木谷浩史氏によって楽天グループ株式会社が設立され、楽天市場が開設されます。
ヤッホーブルーイングは楽天市場の開設の年に「よなよなの里 楽天市場店」を出店。
しかし当時は地ビールブームの真っ只中であったため、小売店や卸から日々入ってくる注文への対応で大忙しの日々でした。
次第にネット通販は後回しになり、「よなよなの里 楽天市場店」は開店休業状態になってしまいました。
地ビールブームは長くは続かず、2000年すぎに崩壊してしまいます。ビールの注文はパタリと止み、業績はどん底になりました。
「一体これからどうしたらいいのか……」
悩み続ける中で、当時まだ営業担当だった井手(現在の社長)の目に留まったのは書類に紛れた一通の手紙。それは1997年に楽天市場へ出店した際にもらった、楽天の三木谷浩史氏からの手紙でした。
「一緒にインターネットで世界を目指しましょう。」
スタート地点は同じだったのに、気が付けば楽天は飛ぶ鳥を落とす勢いの一方、ヤッホーは倒産寸前。悔しさがこみ上げました。
ちょうどその頃、楽天の担当者から「よなよなの里 楽天市場店」の改善について熱心に連絡をもらっていたこともあり、井手の心は固まりました。ネット通販に挑戦することにしたのです。2004年のことでした。
当時インターネット通販はまだまだ黎明期で、顧客の反応は未知数。社内からも懐疑的な目を向けられていました。
さらに井手はネット通販初心者で、それまでまともにパソコンを触ったことがありませんでした。
そこで、ネット通販を学ぶために楽天の担当者から勧められた「楽天大学」を受講することを決心します。授業料は十数種類の講座を全て受講すると数十万円。倒産寸前の企業にとっては大きな金額です。
それでも井手は、数十万で済むのであれば賭けてみるべきだと信じて、1人でページ改善のための勉強を始めました。インターネット通販への挑戦が始まります。
ページ自体の改善に加えて行ったのが、個性を前面に出した長文メルマガの配信やお客様に楽しんでもらう企画でした。ビールの魅力を伝えるだけではなく、楽天市場から学んだ「shopping is entertainment」の精神のもとお客様に”喜んでもらうこと”を第一に考え独自の取り組みを行いました。
その結果、次第に楽天市場での販売が軌道に乗り、2005年にヤッホーブルーイングは創業以来初めて黒字化を達成します。
楽天市場における取り組みが評価され、よなよなの里は「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2007」を受賞するまでに成長しました。その後も10年連続で受賞しています。
楽天市場のCMで「よなよなの里 楽天市場店」が採用され、2024年11月半ばより放送されています。
私たちヤッホーブルーイングは、事業ドメインを「ビールを中心としたエンターテインメント事業」と定義し、ビールの味だけでなくビールを通じた楽しさも含めてファンの皆さまに喜んでいただくことを目指し活動しています。
この背景には、楽天市場から学んだ「Shopping is Entertainment!」の精神が基盤になっていると井手は語ります。
これからも楽天市場を通じて、ただビールを売るだけではなく、ビールを中心としたエンターテインメントをお届けできるよう活動して参ります!