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「働く楽しさ」伝えたい!長野県小諸養護学校の職場実習を受け入れました

ストーリー

2022-11-03

みなさん、はじめまして!たるたると申します。

私は現在「ハッピーお届け隊(通称:HOT)」という物流部門のユニットに所属しています。

HOTはヤッホーブルーイング(以下:ヤッホー)の物流拠点として、醸造所や本社機能のある佐久市・御代田町から少し離れた、小諸市耳取に事業所を構えています。千曲川や中山道「塩名田宿」が近く、自然と歴史文化に囲まれたところです。

私たちの仕事は、その名の通り「クラフトビールを通じてささやかな幸せ(ハッピー)をお届けする」こと!
みなさんに直接お会いできる機会は少ないですが、商品のギフト加工(箱詰めや包装)や、出荷作業に日々日々励んでおります。

さて、そんなHOTでは、今年6月8日~6月22日までの期間、長野県小諸養護学校さん(以下:小諸養護学校さん)の職場実習の受け入れと、校内実習で使用する資材の提供をしておりました!
ここではそれぞれの実習の様子や、私が今回の受け入れを通して感じたことについてご紹介したいと思います。

小諸養護学校さんからのお声がけをきっかけに、実習がスタート!

HOTで実習の受け入れをはじめたのは今年で2年目。
昨年、小諸養護学校さんからお声がかかったことをきっかけに実習の受け入れがスタートしました。

また、私自身、中学生の息子がいること、教育現場に関心があったことから「働くこと」の大変さ・素晴らしさを、地域の生徒の方に体験してもらう機会を作りたいという個人的な思いがありました!

「はちみつ」が2年連続の参加!盛りだくさんの職場実習

小諸養護学校では「実際の職場で大人と一緒に働き、社会人としてのマナーを身に付け、働く自信をつけてもらう」ということを目的に掲げ、例年高等部の生徒さんが職場実習を実施されています。

今回ヤッホーに実習に来てくれたのは、なんと昨年もHOTで5日間の実習を体験してくれた、高校2年生の男子生徒さん。ニックネーム「はちみつ」(※)です(なんでも、クマのプーさんが大好きなんですって!可愛い!!)。
2年連続で名乗りを上げてくださるなんて、HOTスタッフ一同大変感激です。
なんでも「昨年の実習でとても興味を持って働けたので、2年目は更にどれだけ挑戦できるか試したかった」のだそう。製品名もバッチリ覚えてくれていました!その意欲の高さに私たちも刺激をもらいます。

※)ヤッホーにはお互いをニックネームで呼び合う文化があり、はちみつにも自分でニックネームを考えてもらいました。

 

初日はやや緊張気味の様子でしたが、ウェルカムムード満載の中で実習がスタートしました!

はちみつ、おかえりー!

2週間の成長に感動!「はちみつ」が現場作業を通じて学んだこと

HOTの現場作業は立ち仕事や力仕事が多く、私たちも安全衛生に気を遣いながら日々業務に励んでいます。
今回の実習がいきなり2週間(前回は5日)と聞いたときは、受け入れる我々も体力的に不安に思っていましたが、はちみつは活き活きと業務に取り組み、たくさんの学びを深めてくれました。

作業中は製品をとても丁寧に扱ってくれたことはもちろん、HOTスタッフと積極的にコミュニケーションをとっている姿が印象的でした。
ヤッホーでは毎朝「雑談朝礼」を行っているのですが、はちみつは昨日あった出来事や、動画配信サイトでヤッホーのビール充填動画を観ていることなどを話してくれてました。HOTスタッフともすっかり打ち解け、みんなをニックネームで呼んでくれたことが本当に嬉しかったです(前回は緊張のせいかなかなか呼んでくれなかったなぁ)。
終盤には、最早HOTの息子的存在を確立していました!

そして彼の一番の成長ポイントは「箱の組み立て方を他の人に教えられるようになった」ことです!
「人に教える」って、自分の仕事に自信がなければできないことですよね。
はちみつは、今回の実習でまさしく「実際の職場で大人と一緒に働き、社会人としてのマナーを身に付け、働く自信をつけてもらう」という目的を達成できたのではないでしょうか。

そんなこんなで実習期間の後半は、私も含めスタッフ一同名残惜しい雰囲気に……。HOTスタッフからは、最後の雑談朝礼ではちみつへの労いの言葉が飛び交いました。
また、実習の振り返りの際には、はちみつから高校生らしい素直な感想をたくさんもらいました。

  • 他の人の作業を見ることで、効率的なやり方に気付くことができた
  • 困ったときはすぐ聞けるようになった
  • 今年は色々な作業が出来たので、全体的に疲れたけど、飽きなかった
    (昨年の実習は、輸出用缶ビールへのラベルシール貼りをメインに作業していただきました)
  • 冷蔵庫の中で作業したことには驚いた!
    (巨大冷蔵庫の中に入るのは初体験だったそう)

などなど……2回目の実習も楽しかったようで、私にとってはそれがなにより嬉しかったです。

いつかまた彼に会えることを、HOT一同祈っています!

ありがとう、はちみつ!

お客さんを意識して「楽しさ」を実感!「校内実習」の様子

職場実習と同時期に、小諸養護学校の生徒さん達の「校内実習」にも協力させていただきました。

主にギフトに使用する箱を組み立てたり、ダンボールの中に入れる仕切りの組み立てなどをメインに作業していただきました。

夏の繁忙期を控えたHOTにとって、小諸養護学校の生徒さんたちのお力添えは本当にありがたかったです!

組み立て方をレクチャーするため初めて学校に伺うと、生徒の皆さんにとても元気なあいさつで迎えていただきました!
ここでも作業で分からないことがあるとすぐに質問があり、積極的な姿勢に感動しました。

そんな感じで校内実習も始まり、実際にやってもらった作業は……

  • チラシ封入 2,000枚
  • ギフト箱組み立て 合計2,400個
  • 24缶仕切り組 1,600個

高等部の生徒さん22人がこれだけの量を作ってくださいました!(画像は一部です)

先生のお話では「自分たちの作業がお客さんにつながっている」という実感が、生徒さんにとって大切な学びやモチベーションになるのだそう。「作業が楽しいという理由で、普段不登校の子が3日連続で登校している」という嬉しいお話もありました。
少しでも生徒さんたちの学びに貢献できたようで、喜ばしい気持ちでいっぱいです。

作っていただいた箱はさっそくギフトとして使わせていただきました!大変ありがとうございました。
みなさんのお仕事、たくさんのお客様に届いてますよ!

職場実習を受け入れて感じたこと

HOTがある小諸拠点では、これまでなかなか地域貢献活動を実施することが難しく、さみしい思いをしていました。
この度、小諸養護学校さんとのご縁を通じて、HOTらしい形で地域の教育活動に携ったことで、少しでも「地域貢献」できたかな?と感じております。
生徒さんたちに「働くこと」の大変さや楽しさを実感してもらうことができた他、地域の中に職場実習という学びの場を創出できたことを嬉しく思います。

改めて、長野小諸養護学校の皆様、はちみつ、どうもありがとうございました。

ハッピーお届け隊 たるたる

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