「社会人になったら朝起きれるだろうか。」
「楽しく会社へ行けるだろうか。」
私が学生時代に心配していたことです。
でも、それはヤッホーブルーイングに入社して杞憂に終わりました。
はじめまして!
ヤッホーブルーイング新卒1年目のえみちです。
2022年4月に入社したばかりで、現在ヤッホー広め隊(広報ユニット)で研修期間中。
趣味は、クラフトビールを飲むこと、特技は寝ること、苦手なことは朝起きることです!
今年2022年春にヤッホーブルーイングへ入社後、朝が弱い私はびっくり!
毎朝起きるのが全く苦じゃないのです!
その理由は、毎朝最初の仕事は「敢えてムダ話をする雑談朝礼」だから!
業務時間なのになんでムダ話?と、驚かれる方もいるかもしれません。
今回は、ヤッホーブルーイング流の雑談朝礼についてご紹介いたします!
雑談朝礼では、毎朝20~30分を使ってユニット(部署)や立場に関係なく輪になって順番に「仕事に関係の無い話」をしていきます。
例えば、御代田醸造所の毎朝はこのような予定がルーティン。
8:30 始業・全体朝礼
8:35~9:00 雑談朝礼・掃除
9:00 各々のユニットの仕事開始
8:30の始業とともに、御代田醸造所勤務のスタッフが全体朝礼に参加します。
その日の連絡事項の共有の時間です。
全体朝礼が終わると、社長やユニットディレクター、パートナー社員など立場に関係なくランダムに小さなグループを作って雑談をはじめます。
「最近山登りにハマっていて、先週末に……」
「昨日電子レンジが壊れてしまって……」
「一昨日に子どもの運動会がありまして……」
趣味や家族など、仕事以外の話題について1人ずつお話していきます。
目的は、いいチームづくりのためにコミュニケーションの量を増やすこと。
1日がリセットされた朝に気軽なコミュニケーションをとることで、業務においても互いに意見を言いやすい環境を創り出しています。
また、朝に行うことで「明るい雰囲気で仕事を始めることができる」という効果もあり、職場環境の向上にも役立っています。
雑談朝礼がはじまったきっかけは、ヤッホーブルーイング社長のてんちょ(ヤッホーブルーイングではお互いをニックネームで呼び合っています)が、チームビルディング研修「チームビルディングプログラム」を受講し「チームの大切さ」を知ったことにあります。
てんちょが社長になった当時の朝礼は、事務的な連絡ばかりで仕事に必要なこと以外は話さず、みんなが下を向いているような雰囲気でした。中途社員に「お通夜みたいですね」と言われるほどでした。そんな時に参加したチームビルディング研修で、チームになるためにはまずコミュニケーションの量を増やし、組織内の心理的安全性を高める重要性を学びました。
そこで、コミュニケーションの量を担保するための施策として導入したのが仕事と関係のない雑談をする朝礼でした。10年以上雑談朝礼を続けていくうちに、お通夜のような朝礼が段々と現在のような明るい朝礼に変化していったのです。
「コミュニケーション量の担保」をしたことで、チーム形成も少しずつ進んでいきました。
毎朝の雑談朝礼は、課題やスタッフのニーズに合わせて様々な形に派生しています。今回は3つの朝礼についてご紹介します!
在宅勤務や拠点が増えたことでオンラインでの機会が増えたことにより、オンラインでの雑談朝礼を各ユニットごと自由に選択しています。ユニットの状況に合わせて、コミュニケーションの量を担保することで、家にいても拠点が離れていても相談しやすい環境が生まれるのです。
毎週水曜日は、いつもの雑談朝礼とは違ったスタッフを賞賛し合う「know鐘(ノーベル)朝礼」を行います。チームで働くことを大切にしているヤッホーブルーイングでは、お互いの仕事への関心・理解を深めるため、個人やチームの「ありがとう」「お疲れさま」「おめでとう」を意識的に伝える朝礼を行っています。
毎週木曜日に、雑談しながら御代田の醸造所の駐車場内をお散歩する朝礼です。社内の有志スタッフにより「みんなで心身ともに健康になろう」という目的のもと企画され、2022年8月より開始。現在は健康朝礼公式日の木曜日以外でも、自然とお散歩しながら雑談しているスタッフを見かけるようになりました。
新入社員の私は、「雑談朝礼」が先輩スタッフや同期とのコミュニケーションの機会になり相談しやすい環境でチームでの仕事を円滑に進めることができていると感じています。
さらに、朝はどうしてもテンションが下がりがちなので、雑談の時間があると自然と楽しく明るい気持ちになります。
一見無駄な時間にも思いましたが、なにげない雑談の時間を朝礼で行うことは大切な業務だと日々実感しています!
ヤッホーらしい雑談朝礼について少しでも知っていただけたらうれしいです。
明日は、何を話そうかな~!