株式会社ヤッホーブルーイング(代表取締役社長:井手 直行)は、泉佐野市独自の補助金制度とクラウドファンディングを組み合わせた制度「#ふるさと納税3.0」*²を活用した体感型ブルワリー「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」の着工にあたり、2025年1月23日(木)に起工式を開催しました。本施設は「ふるさと納税型クラウドファンディング」において国内最大級の事業規模(当社調べ)*¹であり、当社として初の自社運営による集客型施設です。起工式では、施設の正式名称「ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ」(以下「よなよなビアライズ」)の発表、および新たな外観パース図の公開をしました。2026年夏までの開業を目指し、泉佐野市を訪れる人々が楽しめるエンターテインメント性を兼ね備えた施設開発を進めていきます。
*¹泉佐野市が実施する「ふるさと納税型クラウドファンディング」は、国内で実施されている「ふるさと納税型クラウドファンディング」の中で最も寄附金額を集めており、本プロジェクトはその中でも最大の事業規模です。
*²「#ふるさと納税3.0」とは、ふるさと納税型クラウドファンディングの一種で、企業(又または個人事業主等)と自治体が共同してプロジェクトを立ち上げ、ふるさと納税の寄附者による支援により、新たな地場産品を創り出す仕組みです。
2025年1月23日(木)に行った起工式では泉佐野市市長千代松大耕様をはじめとした泉佐野市関係者や、建設を担当する前田建設工業株式会社 代表取締役社長前田操治様、他関係者が参列しました。地鎮の儀では株式会社ヤッホーブルーイング 代表取締役社長井手直行が鋤入れを行い、安全な工事と無事な完成、施設の繁栄を願いました。
「本日の起工式が無事に執り行われたことにより、プロジェクトの成功に向けて大きな第一歩を踏み出したことに深い感慨を覚えます。ふるさと納税型クラウドファンディング「#ふるさと納税3.0」の中心的なプロジェクトとして企業誘致として本市からお声掛けさせていただきました。プロジェクトで造られる体験型ブルワリーはりんくうアイスパークの未来の一翼を担う重要な取り組みであると考えております。この地域が多くの方々の訪れる新たな目的地となり、エリア全体にさらなる活気が生まれる日を待ち望んでおります。」
「2021年にプロジェクトがスタートしてからたくさんの応援をいただいた結果、事業化することができました。泉佐野市を訪れる皆さんが楽しめるエンターテインメント性を兼ね備えた施設を目指し、醸造所見学ツアーやクラフトビールのイベントを定常的に実施します。クラフトビールを通じて泉佐野市を盛り上げて、大阪、近畿圏、そして日本全国へささやかな幸せをお届けします!」
施設名称「よなよなビアライズ」は、ヤッホーブルーイングからクラフトビールを通じたサプライズをお届けしたいという想いから名づけました。単に「ビールを製造する工場として」ではなく、クラフトビールを楽しめるエンターテインメント性を兼ね備えた体感型ブルワリーとして、「よなよなビアライズ」を訪れるすべての人々にクラフトビールの楽しみをお届けします。そして、ヤッホーブルーイングは「よなよなビアライズ」を起点に、大阪だけでなく全国のクラフトビール市場を盛り上げて参ります。
建物正面には「よなよなエール」のデザインを大きく描き、中央にある展望スペースから「よなよなエール」を飲んでいるような写真を撮影いただけます。また、屋外のランドスケープでは自然に囲まれた空間で、多様な過ごし方ができるように設計しました。ハーブガーデンに囲まれた席や芝生のスペース、ビールの原材料「ホップ」のカーテンに囲まれたテラス席、大きな木を囲むベンチなど、様々なスペースで、家族や友人、お1人でもクラフトビールをお楽しみいただけます。さらに、週末にはキッチンカーや、ファンイベント「よなよなエールの超宴」でも人気のコーンホール*³など、屋外で楽しんでいただけるコンテンツも計画しています。具体的な情報や内装については順次公開予定です。
*³コーンホールはクラフトビールの本場アメリカ発祥のゲームで、ボードに向かって袋を投げ、得点を競い合うルールです。
「よなよなビアライズ」は、関西および全国のビールファンの方に、多様で個性的なクラフトビールの魅力を伝えることで、関西のクラフトビール市場を盛り上げることを目的としています。泉佐野市のふるさと納税型クラウドファンディング「#ふるさと納税3.0」を活用した取り組みとして、2021年9月に「大阪ブルワリー(仮称)創造プロジェクト」として始動し、2022年1月に事業化を決定。今後は2025年12月までを建設工事期間とし、2026年1月より製造設備を導入、その後2026年3月よりビール製造を開始、2026年夏までの開業を予定しています。来場者は約7万人/年を目標とし、県内外からの集客を目指します。また、クラフトビールを通じた地域活性化を目指し、周辺エリアの活用や地元事業者との連携、関西国際空港を意識したインバウンド対応を計画しています。日本のクラフトビール文化をさらに盛り上げる拠点となるよう、活動してまいります。
【施設概要】
名称 | ヤッホーブルーイング大阪醸造所 よなよなビアライズ |
所在地 | 泉佐野市りんくう往来北1-24 |
交通 | りんくうタウン駅1番出口から徒歩4分。なんばや関西国際空港から直通電車有り。 |
敷地面積/建物の延べ床面積 | 8256.35㎡/2025.10㎡ |
製造能力 | 年間約900Kl |
スケジュール | 着工:2025年1月23日
開業:2026年夏までに開業予定 |
事業主 | 株式会社ヤッホーブルーイング |
設計・監理・施工 | 前田建設工業株式会社 |
デザイン監修 | [外観・内装]株式会社トラフ建築設計事務所
[照明・外構]有限会社ソラ・アソシエイツ [グラフィック]アフォーダンス株式会社 |
※関連資料:よなよなビアライズ創造プロジェクト:https://yonasato.com/base/osaka_brewery