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ヤッホー流「仕事を楽しむ」を実践。大真面目にボードゲームで目標管理をやりました。

ヤッホー流「仕事を楽しむ」を実践。大真面目にボードゲームで目標管理をやりました。

こんにちは。ヤッホーブルーイングのTT(ティティ)です。普段はSNSやPodcastなどのコンテンツをお届けする仕事をしています。
実は私、最近個人的に「ボードゲーム」にハマっているのですが、なんとその好きが高じて、会社の「目標管理」をボードゲームで学ぶという少し変わった体験をしてきました。
正直、「目標管理」と聞くと、なんだか堅くて「やらされ感」が出てしまうイメージがありました。でも今回の体験は、私たちヤッホーブルーイングが何よりも大切にしている「仕事を楽しむ」という価値観につながるところがありました。
今回は、私たちがなぜ「大真面目にボードゲームをやったのか」、そのストーリーをお話ししたいと思います。

仕事を楽しむ

『仕事を楽しむ』とは、私たちヤッホーブルーイングが大切にしているはたらき方の一つです。
「仕事は生活の糧であり、楽しむ必要がない」という価値観もある中で 、私たちが『仕事を楽しむ』ことにこだわる理由と、それを体現する具体的な取り組みを一つご紹介します。

すべての原点になる経営理念

最初に、簡単にですがヤッホーブルーイングの「経営理念」についてお話しします。

ヤッホーブルーイングの経営理念
ヤッホーブルーイングは、スタッフが経営理念に共感していることを重視している会社です。その理由は、経営理念が十分に浸透せず、スタッフの理解や納得感が低い状態では、「やらされ感」が生じ、質の高い仕事にはつながらないと考えているからです。
私たちの経営理念は、以下の3階層構造で構成されています。

  • ミッション: ビールに味を!人生に幸せを!
  • ビジョン: クラフトビールの革命的リーダー
  • 土台(3要素): 「ヤッホーバリュー(自分たちらしさ)」「価値観(譲れない決まり事)」「ガッホー文化(大切にしているはたらき方)」

この土台にある「ガッホー文化」こそが、究極の顧客志向を実現するための独自のはたらき方であり、その中核に「仕事を楽しむ」というスタンスが含まれています。

土台となる「ガッホー文化」

ガッホー文化

「ガッホー文化」
スタッフ一人ひとりの力と自発的な努力を原動力に、一人では成し遂げられないことをチームとして目指し、「ビールを中心としたエンターテインメント事業」の醍醐味を味わう、そういう仕事の仕方と組織の在り方。ちなみに「ガッホー」とは造語で、「頑張れヤッホー」の略。

「ガッホー文化」でいう「仕事を楽しむ」は、単に自分たちだけが楽しむ利己的なものではありません。「自分たちが仕事を楽しむことが、ファンの皆さまへ価値を提供し続けるための、自発的な創意工夫の を繰り返す原動力になる」という強い信念に基づいています。

仕事を楽しみながら、同時に価値を生み出す難しさ

先述の通り、私たちは「ファンの皆さまに楽しんでいただくためには、自分たちが楽しむことが重要」という考えのもと、本気で「仕事を楽しむ」ことを目指しています。

しかし、理念を掲げるだけでは現実はうまくいきません。
①自分たちが楽しむこと、②ファンの皆さまに楽しんでもらうこと、③会社のミッションや業績を実現すること。これらをすべて満たし、かつ自分たちが疲弊しない働き方をするためには、どうしたらいいか。具体的に今回注目したのは、スタッフ個人個人の「目標管理」と「振り返り」についてでした。

ところが、この目標管理が非常に奥深く難解で、正直に言うと楽しいものではありませんでした 。①、②、③すべての要素をバランスよく盛り込んだ目標を立てるのは至難の業であり、いつしか目標設定そのものが「退屈で義務的な作業」へと成り下がり、スタッフの主体性を奪うという本末転倒な問題が起きていたのです。

「目標設定」すらも遊び心で変革する取り組み

「目標設定プロセスそのものを、スタッフが主体的に、心から楽しめるものに変えられないだろうか...…?」このような状況を打破し、目標設定プロセスそのものを、スタッフ一人ひとりが主体的に、そして心から楽しんで取り組めるものに変革する必要性を感じていました。

そうした中で私たちが出会ったのが、坪谷邦生さんが提唱する「目標管理ボードゲーム」というユニークなアプローチでした。ボードゲーム形式のアプローチは、「体験による学習」を重視し、誰もが「楽しみながら」「短期間で質の高い体験を得る」という目的で設計されたもので、たちまち興味を惹かれました。

目標管理ボードゲームのカードを並べている様子

(目標管理ボードゲームはこちら

調べていくうちに、「お互いに深く通じるものがある」と確信し、ボードゲーム体験会に応募。広く社内スタッフに向けた「目標管理ボードゲーム」のワークショップを開催する運びとなりました!

「目標管理ボードゲーム」の実践

2026年2月某日。長野県御代田町の本社オフィスまで、株式会社壺中天から代表の坪谷邦生さん、COO高橋奎さんをお招きし、約半日のワークショップを催して頂きました。

ヤッホーブルーイングオフィスにて集合写真撮影している様子

(前列:左から壺中天・高橋さん、坪谷さん、後列:ヤッホーブルーイング・一同)

ゲームの内容物が書かれた紹介スライド

机の上にボードゲームをセットした状態の様子

ボードゲームは、現実に即した目標管理を味わう(擬似体験する)ことができ、体験者同士での語り合いが生まれる仕組みになっています。見た目にもかわいいカラフルなキューブや、体験カードなどを使ってゲームを進行していきます。

ボードゲーム体験のゴールは、「業績」のキューブを10個集めること。しかし、会社の業績だけを追えば、個人の夢がすり減ってしまうなど、簡単にはゴールにたどり着けないようになっています。どんなアプローチをすれば、個人にも組織にも良い結果に導けるのか、楽しくも真剣に考えていました。

参加者が実際にボードゲームを実施している様子

(ゲームと言えど「業績」を達成するために真剣になって取り組みました)

参加したスタッフの感想

参加者が立ってボードゲームの感想を話している様子

  • 「目標管理をボードゲームで学ぶ」と聞いて最初は不安でしたが、座学よりも何倍も響きました。ゲーム内のキューブ(リソース)が増減することで、「仕事において今何を捨てて、何を得ようとしているのか」が視覚的に理解できました。このゲーム体験は、理屈を超えて「目標管理」を自分事にするための強力な共通言語になると感じました。(通販営業 / スタッフ)
  • 入社以来、最も頭を悩ませていたのが目標管理でした。「目標管理=業績アップのための打ち手」と考えていたためです。しかし研修を経て、目標とは「夢・強み・使命・業績」の4要素のバランスであると腹落ちしました。業績は単なる数字ではなく「貢献」だと捉え直すことで、目標設定が「辛いもの」から「ワクワクするもの」へ変わりそうです。(SNS・コンテンツ企画 / スタッフ)

おわりに

ボードゲームをもって参加者が集合写真を撮影している様子

「座学の何倍も響いた」「理屈を超えて理解できた」

終了後のアンケートには、すでに新しい目標管理への意欲があふれていました。多くの参加者が口にしていたのは、体験したからこそ得られた強烈な納得感でした。ボードゲームという「疑似体験」は、ただの遊びではなく、複雑な目標管理の本質を瞬時に腹落ちさせる強力な共通言語となりました。

この取り組みを通じて、また一歩「仕事を楽しむ」が、理想論から「確かな実感」へと変わった気がしました。

先にお話ししたように、「目標管理」は時に義務的で、スタッフの主体性を阻害する要因にもなり得ます 。しかし、今回の体験で私たちは実感することができました。個人の「夢」や「強み」を燃料にしたとき、目標は単なるノルマではなく、自分自身を突き動かす強力なエンジンになり得るものだと。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は「仕事を楽しむ」を「目標管理」という視点で取り組んでみた事例をご紹介しました。今後も、スタッフとファンの皆さまの「楽しい」を両立できる取り組みを進めていきます。