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Interview
01
#Person
「人に伝える」強みを活かして
エンターテイメントなレシピを届ける!
料理に情熱を燃やすブルワー〈なおG〉
「得意を伸ばし、それぞれの分野で圧倒的な専門性を発揮し、業務に貢献すること」を大切にするヤッホーブルーイング。醸造ユニットの責任者でありながら、料理好きが高じてレシピ連載も手がける〈なおG〉の仕事スタイルから、個性を強みにするヤッホーの仕事をご紹介します。
なおG (加藤 直)
2014年新卒入社
醸造ユニット / ユニットディレクター
採用サイト制作
新人プロジェクトチーム

Memo

入社1年目に「てんちょアシスタント(社長秘書)」を経験した後、醸造ユニットで数々のヒット製品の開発にも携わってきた〈なおG〉。率先してユニットディレクターに立候補するほどビールづくりに深い思いを抱きながら、レシピ連載で“ビールの楽しみ方”もユニークに伝えています。そんな〈なおG〉のヤッホーライフから、個性を強みにする大切さをお届けします。

自分で手を挙げれば
どんどんチャンスが舞い込んでくる。
それがヤッホーブルーイング

醸造ユニットの責任者でありながら、レシピのWeb連載も手がける〈なおG〉。そもそも入社のきっかけは何ですか?

大学で工業系の勉強をしていたので、ものづくりができる仕事に就きたいと思っていたんです。最初は工業メーカーに絞って就職先を検討していましたが、ふと「あ、自分ってお酒好きだな」と思い出して。「興味があることを仕事にしたい」という思いに立ち返りました。そこからは、日本酒やウイスキー、ビールなどのお酒業界に目を向けるようになりました。その中のひとつが、ヤッホーブルーイングだったんです。 ヤッホーのビールはもちろん目にしていましたが、会社については全然知らなくて。1ヶ月後に会社説明会があったので、すぐに応募したのを覚えています。「クラフトビール市場って狭い業界だな〜」なんて思っていましたが、ヤッホーのことを知れば知るほど興味深く、ヤッホーに惹かれていきました。

ヤッホーのどんなところに惹かれたのですか?

一番惹かれた点は、自分で手を挙げればどんどんチャンスが舞い込んでくるということ。型にはまった働き方に苦手意識があったので「ヤッホーなら自分を活かせる!」と感じて、入社を決めました。

2014年に新卒入社。どんな部署からキャリアをスタートしたんですか?

入社してから、OJTを通して2つのユニットを回り、配属が決められたんですが、なんと1年目でまさかの「てんちょアシスタント(社長秘書)」でした。そこで、1年間〈てんちょ〉と一緒に営業や講演会などで飛び回りました。とにかく濃い1年でしたね。ヤッホーのこと、マーケティングのこと、人事異動と給料以外は何でもわかる環境にいましたから(笑)。

1年目で「てんちょアシスタント」とは! 貴重な経験ですね。そのあと醸造ユニットに?

そうなんです。2年目から、醸造ユニットへ異動になり、製品開発や新規設備の導入などに取り組みました。そして、3年目には『ユニットディレクター立候補制度』に挑戦したんです。

経営戦略や事業計画を全スタッフにプレゼンし、部門責任者に立候補する制度ですね。入社3年目の挑戦。その時の心境は?

今考えると、ここが自分の「強み」を認識するターニングポイントだったのかもしれません。自分が知らないことや興味のあることをどんどん調べて、情報収集して、どうしたら人に伝わるようにプレゼンできるか考え続けていた中で、「人に伝えようとする力が自分の強みなんじゃないか!?」とスイッチが入ったんです。まぁ、立候補は3年連続で挑戦したものの落選が続きましたが…。

3年連続の落選の末に、2018年12月に晴れて醸造ユニットのユニットディレクターに。どんな変化がありましたか?

作業者というよりは、管理者という立場になりましたね。何かを決断することも増えましたし、働き方やチームについて考えることも増えました。ユニットディレクターになってから勉強したことも数知れず…とても楽しい経験を積めています!
勉強したことを人に伝えるのが好きなので、ユニットディレクターという役割は大きなやりがいになっています。

「人に伝えることが好き」。これが〈なおG〉の強みになっていったんですね。

ただ、人に指示をする仕事は、僕にとっては苦労する点なんですよ。「やって」と言うのではなくて、いかに「やる気を上げられるか」を大切にしたいので。人の得意も不得意も個性として理解して、ユニークに伝える。そうやって「人に伝える」強みを活かしたいと思っています。

「人に伝えることが好き」「料理が好き」という個性を
探して伸ばし続けたからこそ、今がある。

〈なおG〉の活躍は、醸造ユニットのユニットディレクターだけでなく、会報誌『G’sキッチン』やWebでのレシピ連載がありますね!

僕が醸造ユニットに異動になった2015年くらいに、『G’sキッチン』がスタートしました。ペアリング(ビールと料理の組み合わせ)を紹介する通販の企画に、声をかけてもらい、僕がレシピ連載をすることになったんです。

会報誌『月の生活』。連載『G’sキッチン』の企画では、〈なおG〉がレシピ考案から撮影ディレクションも手がける

なぜ声をかけられたんですか?

もともと学生時代から料理が得意だったことを知ってくれていて。だけど何より、「人に伝えることが好き」という僕の強みを最大限に活かした企画にしよう、と言ってくれたんですね。
いわゆる一般的な「再現性の高いレシピ」ではなくて、「知っておもしろい! エンターテイメントのようなレシピ」を目指しながら、さまざまな伝え方の切り口を考えるようになりました。「こんなおもしろい調理法があるよ!」とか「手軽に買えるスパイスで、料理がこんなにも本格的になるよ!」などなど。
ありそうでなかったレシピ紹介をあれこれ考えて、エンターテイメント満載に伝えることが、とにかく楽しくて。連載をきっかけに「人に伝えることが好き」という強みを、より意識するようにもなって、さらに強みが拡張されたかもしれません(笑)。

醸造所内にあるキッチンで、撮影会&試食会。実は歴代の商品プロデュースにも携わってきた〈なおG〉。ペアリングを試して、スタッフの感想を聞きながら、新たな製品のヒントを得ることも大切にしている

独自の個性をいかして、自分なりのワークスタイルを築く〈なおG〉。得意を見つけるために大切にしていることは何ですか?

僕もそうですが「これが自分の強みだ!」と最初から気づいている人って少ないと思うんですよね。だって、自分にとっての得意なことって、自分の中ではできて当たり前だと思っているから。いつかどこかで人に言われて気づいたり、周りと比べてみたら少し上手にできるかもと知ったり…ですよね、きっと。
僕の場合は、ユニットディレクター立候補のプレゼンづくりで、自分を客観視するようになって初めて「人に伝えることが好き」と気づいたり。そうしたら、周りからレシピ連載を頼まれるようになったり。
だから、客観的に自分を見つめて、自分にとっての「得意」や「強み」を見つけていくことが重要なのかもしれないですよね。自分の行動やバックボーンを振り返ってみるのも、強みを見つけるヒントになるかもしれません。

醸造も料理も、人に伝えることも。自分の個性ぜんぶを大切にする。そうして、料理から新商品のアイデアを得たり、新商品から料理のアイデアを得たり、化学反応のように「好き」が相互に交わり、新たな何かが生まれている

客観視して「得意」を見つけたり、周りに「強み」を活かされたり。そうやって独自のワークスタイルを築ける環境っていいですね。

そうですね。自分の強みを見つけることができたら、そこから「チームにどう貢献できるか」を考えてみる。そうすると、自分だからこそできる仕事の仕方が見えてくると思います。
今振り返ってみると、大切なのは、個性(得意)という杭を探して伸ばし続けることかもしれないですね。僕自身ブルワーという役割に留まらず、「人に伝えることが好き」「料理が好き」という強みを活かしたことで、今の仕事に辿り着けましたから。そして、そういう得意を活かそうとするヤッホーの文化も、ほかにはない個性ですよね(笑)。

得意を伸ばして、歴代ビールのプロデュースやレシピ開発、Web連載など、横断的に活躍する〈なおG〉のさらなる個性に期待!

Profile

プロフィール
なおG (加藤 直)
Naoshi Kato
2014年新卒入社
醸造ユニット / ユニットディレクター

社長アシスタント、醸造ユニット、充填ユニットを経て醸造ユニットに戻り現職。ビールと料理を愛しています。得意料理は麻婆豆腐とカルボナーラ。

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